愛犬の目元の健康

毎日拭いても消えない?
犬の涙やけの原因と
正しいケア・受診の目安

「愛犬の目の下が赤茶色になっている」
「毎日拭いているのに、なかなかきれいにならない」

そんなお悩みはありませんか?

犬の涙やけは、涙の量や流れ方、 目の周囲への刺激など、さまざまな原因によって起こります。

この記事では、涙やけの仕組みと主な原因、 おうちでできるケア、動物病院に相談したい症状について わかりやすく解説します。

掲載:VISTA SHOP 愛犬の健康コラム

涙やけが見られる白い小型犬のイメージ
※AI生成によるイメージ画像です。実際の症例写真ではありません。

🐾 飼い主さんのよくある疑問

飼い主さん 毎日拭いているのに、目の下がまた赤茶色に…。 ケアの仕方が悪いのかな?
健康コラム 拭き方だけの問題とは限りません。 涙が増える原因や、涙が流れる通り道 も関係するんです。
先に確認してほしいこと: 目を細める・痛がる・強い充血・片目だけ急に涙が増える などの症状がある場合は、記事を読み進めるよりも 動物病院への相談を優先してください。
→ 受診を考えたい症状を見る

1. 犬の涙やけとは?

涙やけとは、目からあふれた涙によって、 目の下の被毛が赤茶色に変色した状態です。

涙には、ポルフィリンと呼ばれる色素成分が含まれており、 涙が毛に付着し続けることで色が目立つ場合があります。

特に白色やクリーム色など、明るい毛色のわんちゃんでは、 涙やけが目立ちやすい傾向があります。

涙やけ自体は見た目の問題にとどまる場合もありますが、 涙が必要以上に出ている、または正常に排出されていない 可能性もあります。

大切なのは、変色した毛だけでなく、 涙があふれる原因にも目を向けることです。

涙やけの赤茶色い変色を表現した犬の目元
涙やけの見え方のイメージ(AI生成)。 写真だけで原因を判断することはできません。
💡 クイズ:赤茶色の毛を拭けば、涙やけの原因も解決する? 答えをタップ

答え:必ずしも解決しません。 目元を清潔にすることは大切ですが、 涙があふれる原因が残っている場合もあります。 長く続くときは獣医師へ相談しましょう。

次は、涙やけが起こる4つの原因をチェック →

2. 犬の涙やけが起こる主な原因

涙やけの原因は一つとは限りません。 大きく分けると、「涙が多く出ること」と 「涙がうまく排出されないこと」が関係します。

① 鼻涙管の詰まり・排出不良

通常、余分な涙は目頭付近にある涙点から 鼻涙管(びるいかん)を通り、鼻の方へ排出されます。

しかし、鼻涙管が狭かったり詰まっていたりすると、 涙が目の外へあふれやすくなります。

生まれつきの構造や炎症などが関係する場合もあり、 必要に応じて獣医師が検査を行います。

② 逆さまつげ・目の周囲の毛

まつ毛や目の周囲の毛が目の表面に触れて刺激になると、 涙の分泌量が増える場合があります。

また、まぶたが内側に入り込む 「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」 などが関係する場合もあります。

目元の毛が気になる場合も、目の近くを無理にハサミで切らず、 動物病院や専門家に相談しましょう。

③ アレルギー・結膜炎などの炎症

アレルギーや結膜炎などにより、 目の周囲に炎症が起こると涙の量が増えることがあります。

目の赤み、かゆそうな仕草、目やにの増加などを伴う場合は、 単なる涙やけと決めつけないことが大切です。

④ 角膜の傷・異物などによる刺激

角膜に傷がついていたり、目の中に異物が入っていたりすると、 痛みや刺激によって涙が増える場合があります。

片目だけ急に涙が増えた場合や、 目を細める仕草が見られる場合は、早めの受診が必要です。

大切なポイント

涙やけがあるからといって、 食事や腸内環境に原因があると決めつけることはできません。 まずは目そのものの状態を確認することが大切です。

💡 クイズ:片目だけ急に涙が増えたら、 いつもどおり拭いて様子見でOK?

答え:自己判断で様子を見続けないでください。 目の傷や異物などの可能性もあります。 特に痛がる・目を細める・強く充血している場合は、 速やかに受診してください。

次は、涙やけが目立ちやすい犬の特徴へ →

3. 涙やけが目立ちやすい犬の特徴

涙やけは犬種を問わず起こります。 ただし、顔の形や目元の毛の状態、 毛色によって目立ち方が異なります。

白色・クリーム色などの被毛

マルチーズや白いトイプードルなど、 明るい毛色の犬では赤茶色の変色が目立ちやすくなります。

目が大きい・鼻が短い犬

鼻が短い犬種では、顔の構造によって涙が正常に流れにくく、 目の外にあふれる場合があります。

目の周囲の毛が伸びやすい犬

トイプードルなど、顔まわりの毛が伸びる犬では、 毛が目を刺激していないかも確認したいポイントです。

ただし、犬種だけで涙やけの原因を判断することはできません。 同じ犬種でも個体差があります。

次は、おうちでできる目元のケアを確認 →

4. 自宅でできる涙やけケア

涙やけが気になるときは、まず目元を清潔に保ち、 涙で濡れた状態を長く続けないことが基本になります。

柔らかい布で犬の目元を優しく拭くイメージ
目に布が触れないよう注意し、 目の周囲を優しくケアしましょう。(AI生成イメージ)
  1. 目元の状態を確認する
    充血、腫れ、目やに、痛がる様子がないか確認します。
  2. 優しく汚れを拭き取る
    清潔なガーゼや柔らかい布をぬるま湯で軽く湿らせ、 目に触れないよう周囲を拭きます。
  3. 濡れた部分を乾かす
    清潔な乾いた布で軽く押さえ、 目の下に湿気が残らないようにします。
  4. 目元の毛を整える
    目に毛が当たっている場合は、 安全な処置方法を獣医師やトリマーに相談しましょう。
  5. 変化を記録する
    同じ場所・同じ明るさで写真を撮っておくと、 状態の変化を把握しやすくなります。

🐶 今日からできる目元ケア・3つの確認

確認できた項目をタップしてみましょう。 チェック数で健康状態を判定するものではありません。

※目を細める・痛がる・強い充血などがあるときは ケアより受診を優先してください。チェックは保存されません。
やってはいけないこと

人間用の目薬を自己判断で使用したり、 漂白作用のある液体や過酸化水素を 目の近くに使ったりしないでください。

無理に毛を引っ張ったり、 目の近くをハサミで処理することも避けましょう。

すでに変色した毛は、原因を取り除いても すぐに元の色へ戻るとは限りません。 焦らず、目元の健康を優先しましょう。

次は、受診が必要なサインを確認 →

5. 動物病院に相談したい症状

涙やけがあるだけで必ず病気というわけではありません。 ただし、次のような変化がある場合は、 眼の病気が隠れている可能性があります。

気になる症状 おすすめの対応
目を細める・痛がる・強い充血がある 角膜の傷なども考えられるため、 当日中を目安に早めに受診。
片目だけ急に涙が増えた 異物や傷などの可能性もあるため、早めに動物病院へ相談。
黄色・緑色の目やに、まぶたの腫れ 炎症や感染などを確認するため、早めの受診を検討。
涙やけが長く続く・以前より増えている 鼻涙管やまぶたの状態などを診察時に相談。

目が白く濁っている、目を開けられないなどの症状がある場合も、 速やかに動物病院へ相談してください。

次は、食事・サプリメントとの関係へ →

6. 涙やけと食事・サプリメントの関係

愛犬の健康を維持するうえで、 毎日の食事や水分摂取、適切な栄養管理は大切です。

ただし、涙やけの原因はさまざまで、 特定のフードやサプリメントだけで 涙やけが改善するとは限りません。

食物アレルギーなどが疑われる場合も、 自己判断で食事を何度も変更するより、 獣医師と相談しながら原因を確認することをおすすめします。

毎日の健康管理で意識したいこと

  • 年齢や体調に合った総合栄養食を基本にする
  • 新鮮な飲み水をいつでも飲めるようにする
  • 体調や便の状態、食欲なども観察する
  • 気になる症状は動物病院で相談する

サプリメントは、こうした日々の健康管理を補う選択肢の一つです。

わんこヴィスタも、植物由来原材料を使用した 毎日の健康維持のための犬用サプリメントとしてご案内しています。

なお、わんこヴィスタは涙やけの治療を目的とした医薬品ではありません。

最後に、よくある疑問をQ&Aで確認 →

7. 犬の涙やけに関するよくある質問

気になる質問をタップすると、答えが開きます。

Q. 犬の涙やけは自然に治りますか?

一時的な刺激などが原因であれば、 状態が落ち着くこともあります。 一方、鼻涙管やまぶたの構造が関係している場合は、 継続的なケアや治療が必要になることがあります。

原因がわからない場合は、獣医師に相談しましょう。

Q. 涙やけを拭くだけで改善できますか?

目元を清潔に保つことは大切ですが、 涙があふれる原因そのものを解決できるとは限りません。

涙の量が多い、充血があるといった場合は、 目の状態を確認することが重要です。

Q. トイプードルは涙やけになりやすいですか?

トイプードルでは、目の周囲の毛が伸びて 刺激になる場合があります。 また、明るい毛色の場合は変色が目立ちやすくなります。

ただし、犬種だけで原因は特定できません。

Q. フードを変えると涙やけは治りますか?

食事の変更によって必ず涙やけが改善するわけではありません。

食物アレルギーなどが関係している可能性がある場合は、 獣医師と相談して食事管理を進めましょう。

Q. 子犬の涙やけも病院で診てもらえますか?

はい。子犬でも診察を受けられます。

涙やけが急に目立つようになった場合や、 目やに、充血、目を細める仕草などがある場合は、 早めに動物病院で相談しましょう。

まとめ|愛犬の目元の健康を守るために

犬の涙やけは、涙の分泌量や排出経路、 目の周囲への刺激など、さまざまな理由で起こります。

毎日優しく目元をケアすることに加え、 涙やけが続く場合や目に異常が見られる場合は、 動物病院で原因を確認することが大切です。

見た目だけにとらわれず、 愛犬が快適に過ごせているかにも目を向けてあげましょう。

参考資料

本記事は犬の健康に関する一般的な情報を提供するものであり、 獣医師による診断・治療の代わりにはなりません。 気になる症状がある場合は、動物病院にご相談ください。