犬のフケが多いのはなぜ?
乾燥だけじゃない原因7選と
正しいケア・受診目安
白い粉が増えた? ベタつく? かゆがる? 愛犬の皮膚と被毛を守るために、 知っておきたいことをまとめました。
VISTA SHOP編集部|2026年10月公開
「ブラッシングしたら、白い粉がいっぱい!」 「黒い服にフケが付くようになった……」。 愛犬のフケが増えると、 シャンプーが足りないのかな? と心配になりますよね。
実は、フケは皮膚の表面からはがれ落ちた角質。 少量なら自然な皮膚の生まれ変わりによるものですが、 急に増えたり、 赤み・かゆみ・においを伴ったりする場合 は、皮膚の不調が関係していることもあります。
フケって、乾燥しているだけじゃないんですか? シャンプーを増やせばいいと思ってました。
洗いすぎが刺激になることもあるよ。 まずは フケの状態と、 皮膚にほかの症状がないか を確認しよう!
強いかゆみ、赤みやただれ、出血、 急な脱毛、強いにおい、 元気・食欲の低下を伴う場合は、 自己判断で洗ったり薬を使ったりせず、 早めに動物病院へ相談してください。
- フケができる仕組みと、 白く細かいフケ・ベタつくフケの違い
- フケが増える主な原因7つ
- 自宅で気をつけたい シャンプー・ブラッシング・食事
- 動物病院に相談したい症状の目安
1. 犬のフケはどうして出る?
犬の皮膚も、古い角質が少しずつはがれ落ちて 生まれ変わっています。 この角質が目に見える大きさで落ちたものが 「フケ」です。 少量のフケだけで病気とは限りません。
自然に見られることも
ブラッシング中に少し白い粉が出ても、 元気でかゆみがなく、 皮膚にも変化がなければ、 過度に心配しなくてよい場合があります。
増え方やほかの症状に注目
以前より明らかに増えた、 毛がベタつく、赤い、におう、 抜け毛が増えた場合は、 原因の確認が大切です。
Q. フケが出たら、必ず皮膚病?
少量なら自然な皮膚の代謝による場合もあります。 急増や赤み・かゆみには注意しましょう。
2. フケにもタイプがある? 見た目の違い
フケには、 細かく乾いた見た目 のものや、 皮脂と混ざってベタついて見える ものがあります。 両方が混ざることもあり、 見た目だけで病名は判断できません。
🔎 愛犬のフケはどちらに近い?
空気の乾燥やお手入れの刺激などが 関係することも。 ただし、寄生虫や皮膚疾患などでも起こります。 かゆみ・赤み・フケの量も確認してください。
※チェック結果は診断ではありません。 気になる症状が続く場合は獣医師に相談を。
白いフケだから、乾燥が原因って 決めつけちゃダメなんですね。
そう! 見た目+かゆみ+赤み+におい+増えた時期 をセットで見てあげよう。
3. 犬のフケが増える主な原因7選
フケが増える理由はひとつとは限りません。 次の項目を開いて、 最近の暮らしや愛犬の様子と比べてみましょう。
① 空気や皮膚の乾燥
冬の乾燥、暖房による湿度の低下などで、 皮膚が乾きやすくなる場合があります。 ただし、フケが多い原因を すべて乾燥だけで説明することはできません。
② シャンプーのしすぎ・洗浄剤の刺激
洗いすぎ、強い洗浄剤、 すすぎ残しなどが 皮膚への刺激になることがあります。 一方、皮膚疾患によっては 獣医師の指示で定期的な薬用シャンプーが 必要な場合もあります。 自己判断で回数を増減しすぎないことが 大切です。
③ ブラッシング不足・被毛のお手入れ
抜け毛や古い角質が被毛に残ると、 ブラッシングの際に フケが多く見えることがあります。 ただし、 ブラッシング不足だけが フケそのものの発生原因とは限りません。 強くこすりすぎると逆に刺激になります。
④ 食事・栄養バランス
皮膚や被毛の健康には、 たんぱく質・脂質などを含む 適切な栄養が必要です。 栄養が偏った食事や、 何らかの病気に伴う栄養状態の変化が 関係する場合もあります。 総合栄養食を基本に、 気になる場合は獣医師に相談しましょう。
⑤ アレルギーに関連する皮膚トラブル
環境中のアレルゲンや食物などが関係する 皮膚疾患では、 かゆみや赤みとともに 皮膚の状態が変化する場合があります。 フケだけでアレルギーと 判断することはできません。
⑥ ノミ・ダニなどの外部寄生虫
ノミや皮膚に寄生するダニの種類によっては、 かゆみやフケ、 脱毛などを引き起こすことがあります。 「歩くフケ」と呼ばれる 皮膚のダニによる病気もあるため、 急にフケが増えた場合は 検査が必要になることがあります。
⑦ 皮膚炎・感染症・体内の病気
細菌やマラセチアなどの感染、 脂漏症、ホルモンの病気などが フケの背景にある場合も。 ベタつき、におい、脱毛、 かさぶたを伴うときは、 原因に合った検査や治療が大切です。
たとえばアレルギーがある犬に 二次的な皮膚感染が起こることもあります。 「フケの色」だけで原因を特定したり、 家庭用の薬で治そうとしたりしないでください。
4. 自宅でできる、正しいフケのケア
大切なのは、 フケを無理に落とすより、 皮膚に余計な刺激を与えないこと 。 日常のケアをひとつずつ確認してみましょう。
① 洗いすぎに気をつける
犬用シャンプーを選び、 十分にすすいで乾かしましょう。 赤みやかゆみがある場合は、 適切な洗浄方法を獣医師に確認して。
② 乾燥しすぎない室内環境
暖房中の過度な乾燥に注意。 加湿器を使う場合は衛生管理を行い、 皮膚に直接熱風を 当てないようにしましょう。
③ やさしいブラッシング
犬種や毛質に合ったブラシで、 皮膚を傷つけずに 抜け毛や汚れを整えます。 かさぶたを無理にはがさないでください。
④ バランスのよい食事と水分
年齢・体調に合った総合栄養食を基本に、 水をいつでも飲める環境を。 食事の変更や追加サプリは 必要に応じて相談を。
✅ 愛犬のフケ観察メモ
タップでチェック。 健康状態を診断するものではありません。
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Q. フケが増えたら、 まずシャンプーの回数を増やす?
洗いすぎは刺激になる場合があります。 かゆみや赤みがあるときは 獣医師に相談しましょう。
5. 動物病院への受診を考えたいサイン
フケの量だけでなく、 ほかの症状があるかが重要。 特に次のような変化がある場合は 受診を検討しましょう。
- フケが短期間で急に増えた、 何日も続く
- 強くかゆがる、眠れないほどかく
- 赤み、湿疹、ただれ、かさぶたがある
- 部分的な脱毛、ベタつき、 強いにおいがある
- 元気や食欲の低下など、 体調の変化もある
「いつから」「どこに」 「どんなフケが」 「どのくらい増えたか」に加え、 シャンプー・食事・ノミダニ予防の状況を メモしておくと便利。 写真も役立ちます。
Q. フケと脱毛が急に増え、 強くかゆがっている。どうする?
感染症や寄生虫などの可能性もあるため、 原因を診てもらうことが大切です。
6. 食事と毎日の健康管理も大切に
皮膚と被毛は、 毎日の食事や健康状態の影響も受けます。 まずは 総合栄養食を基本とした栄養バランス、 適切な水分、清潔な生活環境 を整えることが大切です。
ただし、サプリメントだけで フケや皮膚疾患が治るわけではありません。 また、食物アレルギーが疑われ、 獣医師の指導で除去食試験を行っている場合は、 自己判断でサプリやおやつを 追加しないでください。
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※ 本品はフケ・皮膚炎・アレルギーなどの 診断、治療、予防を目的とした 医薬品ではありません。 治療中・食事制限中は獣医師にご相談ください。
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7. 犬のフケについてよくある質問
Q. フケが出るのは、シャンプー不足ですか?
必ずしもそうではありません。 洗いすぎや乾燥、アレルギー、 感染症などでもフケが増える場合があります。 原因を確認せず回数を 増やしすぎないようにしましょう。
Q. 白いフケなら様子を見ても大丈夫?
少量なら自然なこともありますが、 白いフケでも寄生虫や皮膚の不調が 関係することがあります。 急増・かゆみ・赤みなどがある場合は 相談してください。
Q. フケが多いのは食物アレルギーですか?
フケだけで食物アレルギーとは判断できません。 環境アレルギーや寄生虫、 感染症なども考えられます。 自己判断の食事制限は避け、 必要に応じ獣医師へ相談を。
Q. ブラッシングでフケを全部落としてもいい?
強くこすったり、 かさぶたをはがしたりするのは避けてください。 優しく被毛を整えてもフケが続く、 皮膚が赤い場合は診察を受けましょう。
Q. 犬のフケはほかの犬や人にうつる?
乾燥などが原因のフケ自体は うつる病気ではありませんが、 特定のダニや真菌の感染など、 原因によってはほかの動物や人に 影響する場合があります。 フケが急増した場合は 自己判断せず動物病院へ。
まとめ:フケの量だけでなく、 愛犬の様子を見てあげよう
犬のフケは自然な皮膚の生まれ変わりで 見られることもありますが、 乾燥以外にも、お手入れの刺激、 寄生虫、アレルギー、皮膚疾患などが 関係します。
「いつから増えた?」 「かゆがっている?」 「赤みやにおいは?」 を観察することが、 適切なケアの第一歩。 気になる変化があるときは、 無理に洗ったり隠したりせず、 獣医師に相談しましょう。
参考資料
- Merck Veterinary Manual: Seborrhea in Dogs
- American Kennel Club: Dry Skin on Dogs
- American Kennel Club: Seborrhea in Dogs
本記事は飼い主さま向けの一般的な健康情報であり、 病気の診断・治療を行うものではありません。 症状があるときは獣医師にご相談ください。 掲載の図解画像は説明用のイメージです。